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蜂刺されと耳鍼療法

 蜂刺されの腫れが耳のツボ療法ですごく軽く済んだ例があります。

もう随分前のことですが、治療中のKさんという患者さんに、
「この間蜂に刺されてしまったのですが、耳の鍼をやっていたせいか腫れ方が全然違います。腫れたけどすぐ引いちゃいました、これは耳の鍼の効果以外考えられないですよ、先生。前に刺されたときはすごかったんですから。」といわれました。

 実はこのKさんは耳のツボに皮内鍼という小さい鍼を張ってアレルギー鼻炎の治療を行っていたのです。
アレルギー鼻炎も蜂刺されによる腫れも同じ副交感神経の症状なんでしょうね。アレルギー鼻炎の治療の為に行っていた耳の皮内鍼が、同じ副交感神経の症状の蜂刺されの腫れを抑えた、という印象深い例でした。

 先日、浅見鉄男先生が第4指の井穴刺絡を行ったら、偶然にその患者の蕁麻疹の症状が改善した事がきっかけで第4指が副交感神経過剰で起こる症状に対して抑制的に働くという事を発見した、
と先日ブログの記事(浅見先生の井穴刺絡学)で書きました。

この記事で思い出したというか、関連性のあることなので書いておこうと思ったのです。

 耳のツボは他の体鍼治療(普通の鍼治療のことですが)と比べてアレルギー抑制の効果が高いことは治療していて実感します。

「耳は腎に属す」といわれているように、副腎なんかとの関連性が強いのでしょうね。
浅見理論では手足の4指が副交感神経の興奮を抑える働きがあるわけですが、手足の第4指はそれぞれ少陽三焦経、と少陽胆経で耳の方に流れが来ていることも興味深いことです。

手この三焦というのは実在の臓腑ではなく、まあ謎の臓腑といっても良いですが
、やはり腎と共に副腎機能と密接な関係があると考えるべきでしょう。
沢田健という昭和初期の名人はこの経絡上の陽池というツボを体全体の元気(原気)の元として
大変重要視したそうです。
三焦兪という背中にあるツボは腰椎1番と2番の間の両横ですが、
カイロプラクティックなんかでは副腎としてとらえています。

知る人ぞ知る・・・事ですが、古い経絡学説では、手の少陽三焦経の事を耳脈と呼んで、耳と関連が深いこと名称も現しているのです。
耳は「宗脈の集まるところ」とされ、多くの経絡と関連しますが特に手足の第4指、少陽三焦経、と少陽胆経とは密接に繋がっています。
耳は発生学的にも神経学的にも大変に複雑なところです。
少し勉強し直してみると面白いでしょうね。

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コメント

Ruiさん、コメントありがとうございました。
facebookはやってないのでよく分からないです。

もう6年前の記事なんですねえ、久しぶりに読み直したら、自分の記事ながら面白かったです
耳経ではなく耳脈の間違いでした。
(陰陽11脈灸灸)

”知る人ぞ知る・・・事ですが、古い経絡学説では、手の少陽三焦経の事を耳経と呼んで、耳と関連が深いこと名称も現しているのです。”
はじめまして。ここ、興味深いですっ。

むかーし「耳経開いてるね」と言われたことがありますが…未だによくわかりませんww

もしできたら、facebookのlikeボタンもつけてもらえるとうれしいです(^^)

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