« 顔面神経麻痺 | トップページ | 神々と出逢う 神奈川の神道美術 »

灰野敬二さんの音楽

今週は久しぶりに友人のミュージシャン、灰野敬二さんが来院。
来週からフランスで演奏だそうでストレス多そう。

この灰野敬二さんは国内では知る人ぞ知る存在ですが、海外では結構有名なアーティスト。
久しぶりにいろいろ検索してみたら山口小夜子さんも灰野敬二ファンのようで
インタービュー記事(純化する音の求道者)が載っていました。

(削除されたようなので「hainokeijiyamagutisayoko.pdf」をダウンロード PDFをアップしておきます)

多彩な活動をしている灰野さんですが、久しぶりに不失者という彼のバンドのCDや他の音源を聞いてみましたが、
やはりものすごい破天荒で衝撃的な音楽家だとつくづく思います。

ただ、あまりに多面的・破天荒すぎて、知らない人に説明するにもどう言って良いやら・・・・困ってしまう・・・・・・・

一面では、「轟音ギターの帝王」とも言われるだけあって、
ものすごい音の洪水が押し寄せてきます。
しかし身を任せているとそれが何ともいえずトリップしたような心地よい不思議な感じがするのです。

一面では轟音と激しさがあるが・・・・・

そして一面では超繊細な緊張感の音の世界がある。。

灰野さんにしか出せない独特の音の領域、それが我々の脳の今まで刺激されなかった部分を心地よく刺激し活性化されるような感じがします。

一音一音に込められた強烈な祈りのような情念には神々しささえ覚えます。
この一音一音の凄さを出せる音楽家はそんなに多くはいないでしょう、将に鬼神!!

こういった気迫・魂のこもった音楽を聴くとヒーリングミュージックと称されるリラックス系の音楽が本当に安っぽく感じられます。
その意味では彼はロック創生期のピュアーな魂を持つ数少ないアーチストでもあるといえるでしょう。

また、初めてエレクトリック・ハーディー・ガーディーを使った超繊細な演奏・ブラックホールの様な音楽世界には正直言って驚愕しました。

今まで聞いたことのない音楽世界です。そ

特に下のCDの4曲目。

将に暗黒のシンフォニー・・・・・・・そしてスリリングな緊張感。

そして・・・・光は・・・・・・・暗闇から生まれる。

フリージャズの阿部薫も素晴らしい音を出せる表現力の豊かなミュージシャンでしたが・・・・
阿部薫の貴重な生演奏を聴いたことのある身として、また30年前の灰野敬二さんの音楽を知る者から
言えば、進化した灰野敬二さんの現在の音楽的なスケールの大きさと幅の広さは阿部薫には無いものです。

「絶叫ボイスの魔術師」ともいわれる独特のボーカルやコラボ等々・・・・・
灰野敬二の世界は既成の音楽家の概念ではとてもとらえることができませんし、
また彼の音楽性、表現活動を真正面から批評できる人材も・・・・・・・・
残念ながら今の日本ではほとんど見あたらないのが現状。

若くして亡くなった間章氏のような論客がいれば
灰野さんの音楽性に関しても日本でもっと正当な評価を与えられたかもしれないのに・・・・
未だに日本では「アンダーグラウンドの帝王」とか「ノイズミュージックの大御所」とかいうキワモノの扱いしかされていないのはとても残念。

今回の山口小夜子さんのインタービューは、
山口小夜子さんご自身もいろんな表現活動をなさっているだけに、
結構本質をついた鋭い記事になっているように感じます。
読み返してみて、
「灰野さんの透明な音楽への気持ち、崇高な貴い気持ち、それは白に近いですね」
という部分など・・・同感します。

“無邪気な心”と評していましたが、単に無邪気というよりは、「恐るべき・・無邪気な心」というかんじでしょうか・・・・・・無邪気でやんちゃなモンスターと言っても良いと想います。。

灰野さんの音楽は既成の音楽の概念をことごとく覆して新たな視点を開いてくれる。
というか、我々の存在に深く問いかけてくる・・・・・音楽・・・・です。

アバンギャルドではあるが、ハーディーガーディーや不失者の演奏には非常に高い音楽性を感じます。
まるでオメガ星雲やブラックホールのシンファニーであるかの様な・・・・・
シンセサイザーよりもっと宇宙的なサウンド。

轟音、ノイズが話題になるが、灰野敬二の音楽はとても繊細。

ところで、実はウチの治療院でかけているBGMですが、
灰野さんからいただいたCDがかなりあります。
大部分は中世のクラシック音楽、古楽のCDで、
リュートや珍しいチター、ハーデイー・ガーデイの演奏など
本当に魂に響くような美しい音楽です。
BGM選ぶのも結構一苦労なので珍しい音楽を教えてもらって助かっています。

普段は灰野さんもこういう美しい音楽を好んで聴いているそうで・・・、
知られざる一面です。
オリビエメシアン、フォーレが好き、なんていうこともあまり知られてないみたいですね。

灰野敬二オフィシャルHP

戸塚鍼灸院

« 顔面神経麻痺 | トップページ | 神々と出逢う 神奈川の神道美術 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

辺さん こんばんわ
よく手に入れられましたね~~
とても繊細なチターでしょう?

確かに灰野さんの音楽にも通じる感じがします。、
轟音については多く語られても
灰野さんの音楽の超繊細さについては語られることは
少ないかもしれませんね。

amazonにて手にいれました。
素晴らしい音楽ですね、灰野さんのギターにも通ずる綺麗な音です。
教えていただきありがとうございます。

辺さん こんにちは
そうです、8月の分の記事です。
画像を大きめのに変えておきましたから
前よりはわかりやすいかな・・・

ご返信ありがとうございます。
灰野さんのインタヴュー読むと常に新しい発見があります。
チターのCDとは8月に挙げてある音源でしょうか?
気になりますね。今度探してみようと思います。

辺様、コメントありがとうございました。
お返事が遅くなって失礼しました。
灰野さんの感性は独特ですね。
チターのCDはずいぶんお気に入りのようです。
自分の葬式の時にかけて欲しいそうです。

初めまして
時間経ってからの書き込みになりますがお許しください。
僕も灰野敬二さんの演奏に魅了されてる一人です。
灰野さんはいまだに評価されてない音楽家の一人だと思います。
そして様々な音楽を消化し自分の音楽として表現している音楽家だと思います。
灰野さんCD持ってきてくれるんですね。羨ましい。
一時期、灰野さんのページでお勧めのCDを挙げるというコーナーがありましてそこでチョイスしたCDを買ってた時期がありました。

リスナーとしての灰野さんの顔も気になりますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 顔面神経麻痺 | トップページ | 神々と出逢う 神奈川の神道美術 »