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ハーディーガーディー

ハーディーガーディーは古楽で使われている楽器で一部では根強い人気があるようです。
下のCDにはクープランの曲も入っています。
Huady1

Hurdy2

最初にハーディーガーディーを聞いたのは灰野敬二さんの下のアルバム手風琴でした。
自分としては四曲目が結構好き、というか壮大にして圧巻・・・・・・
暗黒世界のシンフォニー・・・・・・のような
スゴイ音楽です。

灰野敬二さんのハーディーガーディーは、エレクトリックでシンセサイザーのような音を出しています。

なんでも、最近になって楽器のマニュアルを訳してもらったら、
「こんな風に演奏してはいけない、という注意をほとんどみんな破って演奏している」
と言っていました。

日本で言えば琵琶、琴、のような古楽器のハーディーガーディーを異邦人、外国人である灰野さんが、
エレクトリックで破天荒、ハチャメチャな奏法をして、とんでもない音を出している・・・・・・
という事になるのでしょう。

しかもスゴイとしかいいいようのない独創的、独特の音楽世界を作り上げている。

なのに・・・・この独創的な音楽について日本では正面切ってだれも批評、評価することができない・・・・・
なんて、
なんとも寂しい限りです。

ハーディーガーディーは手回しオルガン、ライヤーとも呼ばれていたりします。
シューベルトの歌曲集「冬の旅」にも「辻音楽師」(ライアー回し)というタイトルで出てくるそうです。
一般にはオーケストラに入っている楽器ではないので、ジプシーや放浪芸人が好んで弾いていた楽器みたいです。
この点はチターなんかも同様でしょうね。

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ラトゥールの絵に描かれたハーディーガーディ

手風琴という言葉で指している楽器は今ひとつはっきりしません。
一般的にはアコーディオンを指していて、また別の楽器の場合もあるようです。

ボードレールに詩集にも手風琴という言葉出てくるそうですが、悪魔の楽器とか、
ジプシーの楽器とかそれに近い言葉があるようで灰野さんはアコーディオンではなくて
ハーディーガーディの事だと確信しているようで、CDのタイトルにしたそうです。

偶然に「モーツアルトベスト101」という本を読んでいたら、戯曲アマデウスの中のセリフに
「サリエリのセリフとして「手風琴は鳴り続け、苦痛が脳天を打ち砕き・・・・」というのが出てくるそうです。
これは「十三の管楽器によるセレナーデ K361」についてのセリフだそうです。
聞いてみたのですがどれが手風琴の音なのかよく分からないんですよねえ・・・。

ちょっと謎の多い楽器で興味深いです。

モーツアルトとハーディーガーディの繋がりでは、つい先日もモーツアルト全集を流して聞いていて、
偶然にハーデイーガーディーが用いられていたのを発見したばかり。

K602の第3番で1分くらい当時の演奏のような感じで挿入されています。

「モーツアルト K602」あるいは「モーツアルト ライエル」
でネット検索するといろいろ分かりました。

K611でライエル弾きというのがあるそうですが、これはK602の第3番と同じだそうです。

日本での曲名も「4つのドイツ舞曲」と分かりました。

残念なのは灰野さんもこのハーディーガーディーの演奏、年に数回しか行わないことです。
持ち運びが大変だそうです。

もう2枚灰野さんのハーディーガーディーのCDが出ています。

下のジャケットの写真は大野一雄さんと競演したときのものですが
CDの中身は全く別の日の演奏です。1998年発売 TKCF-77023

下は2008年発売  PSF PSFD-8029

Amimamia

Amimamia2

上のCD、20名のシタールとの共演。
disc2でハーディーガーディが使われています。

追記 (以下、2007/2/17・5/21分の記事をここにまとめて掲載。

(2007/2/17)放送のNHK「探検ロマン・世界遺産カルカソンヌ」
イントロの画面で吟遊詩人の歌の伴奏で演奏されていたのが
古楽器のハーディーガーディーです。

後日、演奏していたグループが判明。2枚組が2組。

Troubadours1

Troubarours3

Troubadours2

Troubadours4

治療院でかけるには微妙な所だが・・・・・
中々味わい深い感じ。ハーディガーディは全体に控えめ。

古い曲なのかどうかは不明だが、バンド自体は結構人気があるようです。

もう一枚 プロトタイプというバンドのハーディーガーディー

横浜市戸塚鍼灸院

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