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下肢痛(坐骨神経痛)の鍼灸治療症例

60才の女性、3週間前くらいから、左腰から太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みがひどく、
整形外科にかかり、腰椎4番5番間が薄くなってる (ヘルニア?)と言われている。
(MRIは撮ってない)
日中はなんとか家事ができるが、夜、横になってからの痛みが強くてつらい。
痛くて寝返りがうてない、ひどいときは仰向けになるとジンジンして仰向けになれない。

この患者さんは当院に来院する5日ほど前に、他の鍼灸院で鍼治療を受けたそうです。
トリガーポイントの治療をしてもらったそうですが、ふくらはぎやら腰に鍼をたくさん打たれて
帰りは重痛くなって、丸一日くらいは大変だったそうです。
(1日後は、治療する前の痛みのレベルに戻ったそうです)

「先生、あまり痛くならないようにしてください」
と言われてこっちも苦笑いです。

結果的には一回目の治療後,夜も仰向けに寝るのが楽になり、
その後も継続治療していますが回を追うごとに楽になっています。

うちの治療院でもトリガーポイントは重要視していますから
こういう失敗例はよく理解できます。
私自身も、だいぶ前にトリガーポイント近辺への多数鍼の治療をうけて
前よりも痛みが強くなった、という経験があるので、実体験としてよく分かるのです。

(トリガーポイントへの多数鍼法を行っている先生方も多くいらっしゃるようですが、
もう少し遠隔のツボや耳鍼等を併用した方が,痛みが憎悪するリスクも少なくなるし、
効果的なんですけどね・・・・・)

この患者さんの場合、原因となっているのは、
ふくらはぎのトリガーポイントではなくて
重要視しなければいけないのは小殿筋の方でした。

ふくらはぎのTPと勘違いして多数鍼を施したのでしょうね。

トラベルとサイモンズのの「トリガーポイントマニュアル」には
「小殿筋-偽坐骨神経痛
小殿筋のトリガーポイントに関連した疼痛は耐えられないほど持続し、そして非常に激しいものである。
TrPに起因する疼痛は、臀部の筋組織の非常に深い部分で、そして、
疼痛の多くは該当する筋から非常に遠いために、実際の原因が見過ごされやすい」と記載されています。

下肢痛を訴えて、しかも仰向けでの安静時痛もあると、
治療家の方も
「かなりひどい腰椎椎間板ヘルニアか?」
と思ってしまいがちですが、こういう、小殿筋由来の坐骨神経痛も実際にありますから
注意が必要ですね。
(この患者さんの場合、腰椎4番、5番の方も実際は問題を持っていて治療が必要でしたけど。)

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横浜市戸塚鍼灸院

 

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