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梨状筋の解剖位置と触診

梨状筋は解剖図譜だと大きめに書いている物もありますが、リアルの解剖写真で見ると意外と小さい筋肉。

下の図は人体解剖カラーアトラス(南江堂)より。
大殿筋の大部分を除去した図。
2大殿筋
3中殿筋
4小殿筋
15の赤丸が梨状筋
20上双子筋
14内閉鎖筋
6下双子筋
23後脛骨神経
16後大腿皮神経
21上殿動脈
22上殿神経
23脛骨神経
Rijyoukin

(下の図はトリガーポイントマニュアルから引用)
左は梨状筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋の重なり表した図。
右は梨状筋線-梨状筋の上縁-を表した図で大転子の近位端と仙骨の遊離縁(腸骨との連結部で触診可能な上端部)を結んでいる。

Sakai2

梨状筋の起始は仙骨の下に入り込んで仙骨の上3つに付着していますから、下の図(人体解剖カラーアトラス南南江堂より)の赤丸あたりを通ることになります。

骨に13と書いてあるところが後下腸骨棘で、ここにも梨状筋の付着が少しあります。

上の図では坐骨切痕一杯に梨状筋の上縁が来ているように見えますが、大坐骨孔を梨状筋が上下に分けますから、実際は下の図の赤丸-後下腸骨棘-あたりか、せいぜいもう少し上あたりが梨状筋の上縁のはずです。

ちなみに後下腸骨棘は後上腸骨棘より約2横指下で1横指外側。
坐骨棘は後下腸骨棘と坐骨結節を結んだ線のほぼ中央で大転子尖とほぼ同じライン上。

5が大殿筋付着部、6中殿筋付着部、7小殿筋付着部。
Kankotu2

中々良い図譜が無いですが、下は人体解剖図譜(文光堂)
Rijyoukin4

下は触診技術より
Rijyoukin5

下の図は局所解剖アトラス(南江堂)

坐骨神経への刺鍼点が明確に表されている大変素晴らしい写真です。

私の場合は坐骨神経痛の場合、神経を直接狙う、というよりは周囲の小殿筋、中殿筋などの筋肉へのアプローチが多いですが、梨状筋へのアプローチでも大変参考になりますね。緑の丸3が梨状筋です。

5が後上腸骨棘 6が大転子
一般に5と6を結んだ中間点からやや90度やや下あたりが梨状のポイントとして取穴されているようですが、このあたりの触診だけでは梨状筋の触診は不十分でしょうね。

Rijyoukin3

横浜市戸塚鍼灸院

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