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足根管症候群、モートン病(脛骨神経絞扼障害)

足根管症候群は足裏のシビレ、異常感、踵の痛みなどをひきおこします、
モートン病の症状は足裏の指の付け根の痛みです。
いずれも末梢神経(脛骨神経)の絞扼性神経障害 (Entrapment Neuropathy)で鍼灸の適応症状です

足根管症候群(脛骨神経絞扼障害)
足の裏の感覚を司どる足底神経は、足の内くるぶしの後下方にある足根管と言うトンネル部分を通っています。
この足根管付近の軟部組織や腱に過緊張、炎症が起こった時や、足に繰り返し負担がかかった時などに、この足根管内で神経が圧迫・絞扼されることがあります。

ツボで言えばちょうど足の腎経・照海から水泉にかけての部分で、
足裏の症状も腎経に属する症状です。

代表的な症状

踵の痛み、足の裏のシビレ、母趾球から母趾にかけてのしびれ、足の裏の筋肉がこったような感じ、足の裏に何か張り付いているような感じ。大体は片側で足の甲はしびれない。
要鑑別;足底腱膜炎(朝、起床時の第一歩が痛く、ごく短時間で消失してしまうことが特徴),
糖尿病、S1神経根症、長母趾屈筋・,長趾屈筋のトリガーポイント

原因としては
長時間の立ち仕事、合わない靴の影響、スポーツによるオーバーユース(ジョギングのやり過ぎ等)、姿勢や体重負荷のアンバランス、関節や骨の変形、扁平足、外傷(骨折捻挫の後遺症)、ガングリオン、静脈瘤など様々。

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上の図は「末梢神経の臨床」医歯薬出版より。

一例ですがトリガーポイント由来の関連痛の場合もあります、
下の図はトリガーポイントマニュアルより。
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モートン病は歩くときの蹴り出しの時,つま先立ちの時に足の指の付け根部分に鋭い痛みが走ります。
多いのは第3,4趾の付け根部分、次に多いのは第2,3趾の付け根部分です。中年の女性に多く認められます。

ハイヒールや窮屈な靴での長時間の作業、長時間の立ち仕事、スポーツ活動によって足の指に行く神経が過度に圧迫されて起こります。

中足骨の間を繋ぐ靱帯の下を足趾に行く足底神経が通っていて、これが長時間圧迫・絞扼・刺激された事が原因です。
第3,4趾の付け根部分はちょうど内側、外側足底神経が合流する部分で影響を受けやすくなる為です。
ひどくなると神経腫(こぶの様な物)が出来ることもあります。

下の図は脛骨神経支配の図
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上の2枚はラングマン解剖学図譜より

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上は人体解剖カラーアトラス(南江堂)より

内側足底神経は第4指内側半と第123指の皮膚の知覚を支配し
、短指屈筋・拇指外転筋・短拇指屈筋・第一虫様筋を支配する。これらの知覚・運動神経支配の領域は手の正中神経の場合と非常によく似ている。ただ第二虫様筋だけは手では正中神経。足では外側足底神経で配される点だけが異なる、

足根管を通る物
脛骨神経 .長母趾屈筋腱 ,長趾屈筋腱 ,後脛骨筋腱 ,後脛骨動脈,後脛骨静脈

横浜市戸塚鍼灸院







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