« 居髎 | トップページ | 後頭神経痛 »

橈骨神経麻痺(下垂手)

外傷によるものありますが、主に上腕(二の腕)の後ろの部分を走る橈骨神経が持続的に圧迫されて神経障害を起こしたために起こります。

多くは朝起きたら手首から先がダランとして麻痺し、手指を伸ばしたりすることが出来ない、という状態になります。
肘や肩は動かすことができます。上腕三頭筋は正常。
指や手関節は曲げる事はできますが伸ばすことはできません。

橈骨神経麻痺が起きやすい状況は

・腕枕をしたまま寝てしまった。
・恋人を腕枕して寝てしまった。
・電車の席の角のパイプに寄りかかって寝てしまった。
・飲酒した後ソファーに腕を載せて、或いは寄りかかって寝てしまった

などが有ります。
当院に来院した患者さんの例でも、30分くらいの短時間でも橈骨神経麻痺になったケースもあります。

頻度は少ないですが、肉体労働やスポーツなどで腕を使いすぎて、上腕三頭筋に筋硬結ができ、それが橈骨神経に対して絞扼障害を起こして橈骨神経麻痺が起きる場合もあります。

上腕部で橈骨神経が圧迫されて麻痺を起こしやすい箇所は2カ所あります。

・肩の付け根の後下方の部位と
・腕の後側の真ん中あたりの所です。

これらの部位は構造的に筋肉の保護がなくて、神経が皮下に近く出てきているところで、
神経が刺激に弱く、容易に神経への持続的な圧迫刺激で神経麻痺が起こりやすい部位になります。

下はグレイ解剖学より

Toukotusinnkei

もう少し先の方、肘の下方で橈骨神経深枝の後骨間神経が絞扼圧迫されて神経麻痺が起こる場合があります。

この場合は同じ橈骨神経麻痺でも後骨間神経麻痺と呼ばれ下垂手ではなく下垂指となります。

どちらも鍼灸の適応症です。

横浜市戸塚鍼灸院

« 居髎 | トップページ | 後頭神経痛 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 居髎 | トップページ | 後頭神経痛 »