« 後頭神経メモ | トップページ | 痞根(ひこん)穴 »

腰方形筋

腰方形筋は3つの筋繊維が各々別の方向に向いており付着部もそれぞれ異なるため極めて複雑である。

起始  腸骨稜 腸腰靭帯 下部腰椎の肋骨突起
停止  第12肋骨 上部腰椎の肋骨突起

神経支配

胸神経(T12)、腰神経(L1~L3)の前枝

腰方形筋の主な働き

第12肋骨を下制する
脊柱の側屈
脊椎固定
両側で働いた場合は腰椎を伸展させる。

Youhoukeiki

腰方形筋は多くの腰痛の原因となっているが見逃されている事が多い。

上方の浅部位置にあるTpsの関連痛は
後方では仙腸関節の部位および下殿部に、
時に腹部の下四分の一区画に隣接する腸骨稜に沿って、そして鼠径部および大転子に放散される事もある。

下方の浅部位置にあるTpsの関連痛は
大転子および上部大腿面の外側に関連痛を伝えることがある。
この場合大転子は圧痛に過敏になり、横臥したり患側の下枝で体重を支えるのに耐えられないことがある。
時には精巣、陰嚢にも関連痛が及ぶことがある。。

浅部のTrpsの関連痛は深部のTrpsよりも外方前方に及ぶ。
下方のTrpsの関連痛は遠位に及びやすい

上方の深部Trpsの関連痛は仙腸関節の領域に強い。
これらのTrpsの関連痛はしばしば両側性で上部仙骨部を越えて広がることがある。
下方の深部Trpsの関連痛は下臀部に及ぶ。
特に仙腸関節部、大転子部の関連痛区域は特に過敏になり局所の病変と誤診をすることがある。
深層の内側のTpsは傍脊柱筋の下にあるので見逃しやすい。

最も特徴的でやっかいなのは下背部痛である。
床で寝返りをうつのがやっとで、直立したり、歩行するときの痛みに耐えられないことがある。
痛みは通常は深くうずくような痛みであるが動くとさすような痛みが走ることがある。
咳やくしゃみは恐ろしい痛みを引き起こすことがある。
この筋膜痛は神経根症と間違えられやすい。

本筋のTPSの活性化はなにかを引いたり、持ち上げるため前屈みになって片側に手を伸ばしたり、転倒や自動車事故で身体に大きな外傷を受けたときに起こる。

腰方形筋のTrpsの関連痛領域にある小殿筋に関連のTrpsが発生することがあり、坐骨神経支配下の大腿の下方にまで痛みを放散することがある。

以上主にTrpマニュアルより。

横浜市戸塚鍼灸院

« 後頭神経メモ | トップページ | 痞根(ひこん)穴 »

b4胸腹部痛など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 後頭神経メモ | トップページ | 痞根(ひこん)穴 »