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中殿筋

中殿筋は片足で体重を支えるときに骨盤を安定させる外転筋である。
中殿筋の外転を補助している筋は、大腿筋膜張筋、小殿筋、関与している筋は梨状筋、縫工筋、大殿筋。

前方の筋繊維は大腿の内旋を助けている。

起  始 腸骨翼の外側面で前殿筋線と後殿筋線の間と腸骨稜の外唇、殿筋膜
停  止 大転子の近位端の外側面
神  経 上殿神経(L4ーS2)
作  用 股関節の外転
筋連結   大殿筋、大腿筋膜張筋、小殿筋、梨状筋、外側広筋

中殿筋のTrpsは下背部痛または腰痛と見なされる関連痛を起こす。

3カ所のTrpの部位は、共に、腸骨稜沿い、仙骨、そして臀部の後方と外側面に主として疼痛と圧痛の原因を作る。この筋のTrpsは歩行時、仰臥時あるいは患側を下にしての側臥位、そして前屈みに椅子に腰掛けるときに疼痛を引き起こす。

この筋の前方と中間部のTrpは皮膚と骨の間に存在する。
後部のTrpは大殿筋の深層に存在する。

中殿筋のTrpsはよく見られる下背部痛の原因である。

Trp1の疼痛と圧痛の原因は主として腸骨稜に沿い、仙腸関節の部位と同側の仙骨を覆う部位に有り、疼痛は殿部上におびただしく広がることがある。

Trp2は腸骨稜の真下で、腸骨稜の全長のほぼ中央に存在する
Trp2からの関連痛は、より外側面および殿部の中間部位に放散し、それは上大腿部の後方と外側に拡大することもある。

まれに見られるTRP3は腸骨稜の真下でASSの近くにある。
Trp3からの関連痛は主として腸骨稜沿いで腰部の最下部を覆いそして仙骨上の両側に放散する。

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中殿筋にTrpを持つ人は患部を下にして寝るのは困難である。
仰臥位では後方のTrpを圧迫して痛みが出る場合がある。
また、殿部を下にして後ろにもたれてどったり腰を下ろして坐っていると苦痛である場合がある。

大殿筋、中殿筋のTrpsからの関連痛はオーバーラップする。

腰椎の椎間関節面は殿部に関連痛を引き起こすので殿部のTRPSと間違える事がある。
3章27-29ページ。。

間欠性跛行による疼痛は、特徴が中殿筋のTrpsからの疼痛と類似している事がよくある。

中殿筋のTrpsを発生するらしい事項と動作には、急に倒れること、スポーツ損傷、ランニング、長時間のテニスの試合、エアロビクス軟らかい砂浜を長時間歩くこと、長時間の片足だけでの体重維持及び筋への薬剤の注射がある。

一般的な中殿筋のTrpsの3つのすべては小殿筋より上方に存在する。

中殿筋の後方線維によってTrpsが隠されたときには、機能的に密接な関係にある梨状筋、及び小殿筋の後方部分、、そして時には大殿筋に二次的Trpsが存在するらしい
中殿筋の前方部分が関係するときは大腿筋膜張筋もまた二次的Trpsが発生することがある。

中殿筋は活性な腰方形筋のTrpsに反応して随伴的Trpsをよく発生させる。
このように腰方形筋と中殿筋は密接な関係にあることから、腰方形筋のtrpsにおける圧痛が後部中殿筋を覆う関連痛ばかりでなく、大腿上部に拡大する関連痛をも同じく誘発する。

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上の図 点線は小殿筋の上縁・後縁。

中殿筋は厚い前方の筋腹と薄い後方の筋腹によって構成される。

梨状筋の上縁は中殿筋、小殿筋の下縁とほぼ一致する。
「筋の触察法」では後上腸骨棘と大転子を結ぶ線を目安としている
中殿筋は時に中殿筋と部分的に重なり合うこともある。

梨状筋線について
大転子の近位橋(最も上部)仙骨の遊離縁、つまり腸骨との連結部で触診可能な上縁部にいわたって走行している。

以上Trpマニュアルより。

横浜市戸塚鍼灸院

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