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大小後頭直筋、上下頭斜筋(後頭下筋群)

上頭斜筋
起始   C1(環椎)の横突起に付着。
停止  後頭骨の下項線の外方に付着。

下頭斜筋
起始  C2(軸椎)の棘突起に付着。
停止  C1(環椎)の横突起に付着。

大後頭直筋
起始  C2(軸椎)の棘突起に付着。
停止  後頭骨の下項線付近に付着。

小後頭直筋
起始  C1(環椎)の後結節に付着。
停止  後頭骨の下項線の内側に付着。

小後頭直筋と上頭斜筋は頭の伸展筋として機能する。

大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋は第1、第2頸椎と後頭骨をつなげている。
下頭斜筋は第1頚椎と第2頚椎をつなげている。

下頭斜筋は軸椎を環椎に連結し、大後頭直筋は軸椎を頭蓋に連結している。これらは頭部を筋の作用側に回転させる。大後頭直筋だけが伸展と回転の両方の機能を持つ。

後頭骨と頸椎一番の関節は主に頭部の屈曲伸展(揺動)
頸椎一番と頸椎二番の関節は主に頭部の回旋に関わる。

共に日常生活でこれら後頭下筋群は常に微調整が行われる大変に重要な部位である。
頭を持続的に変な姿勢で固定したまま仕事をしたりしていると、この後頭下筋群の微調整作用が疲弊してTpsなどの障害を生じさせる。後頭を引っ張るように屈曲させたり、長く上を見上げ、持続的に伸展させるとTPSが発生しやすい。

例えば
・床に寝転んで頭を肘の上に乗せた姿勢でテレビを見ている。
・パソコン作業をする際、キーボードを打ちながら、横を向いていたり、手元の資料を見たりしている。
・頭を傾けながら長時間上を見上げて仕事をしている。(天井を塗ったり、拭いたり、双眼鏡を使ったり)

頸椎1.2番の調整を主体に行うカイロプラクティックの流派もあるくらいで、この部位の異常は全身に影響すると考えられる。

これらの筋のTpsは頭蓋内に浸透するような頭痛を放散するが、その場所を突き止めることは難しい。頭の中が痛むような感じだが特定するのが難しい。これらの筋から放散される痛みは「頑固な頭痛」と呼ばれてきた。

痛みは後頭部、眼、それに前頭部に向けて前方へ片側性に広がり、幻影のようではっきりと識別できる境界を欠いている。この痛みは頭板状筋の関連痛のように頭へまっすぐに伝わる性質は持っていない。

患者の愁訴は、夜、後頭の重みを枕にかけたとき、ただちに起こるつらい頭痛である。後頭下筋からの痛みは上頸部においてより深く潜みやすいが、経験的に後頸筋からの痛みよりも外側に起こりやすい。

以上、主にTrpマニュアルより

Jyoutousyakin

Jyoutousyakin2

横浜市戸塚鍼灸院

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