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脂肪肝

肝臓に中性脂肪がたまった状態でいわばフォアグラのような状態。
健康な肝臓でも3~5%の脂肪を含んでいるが、30%を超えた場合を脂肪肝という。
男性に多い(女性の約2倍)

正常な肝臓の脂質は、約3分の2がリン脂質で占められ、主に細胞の膜を構成し、残りの約3分の1がコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になっている。
ところが脂肪肝では、中性脂肪が異常に増加して大部分を占め、コレステロールやリン脂質が蓄積することはほとんどない。

血液検査で血中の中性脂肪やコレステロール値が高く、GOTやGPTが正常値を超えている時は、脂肪肝のことが多い

原因、

・肥満、糖尿病による過栄養   GPT値に異常が出てくる
                      AST(GOT))<ALT(GPT)

・アルコール過剰摂取       γ-GPTに異常が出てくる
                     ALT(GPT)<AST(GOT)

以上の2つはよく知られているが、食事のバランスが崩れて脂肪肝になる場合がある。
具体的には 極端にカロリーを押さえた食事や、飢餓状態にさらされた場合も脂肪肝になることがある。

いわば、

・「ダイエット脂肪肝」 とも言われる

エネルギー源である糖質が足らなくなると,皮下脂肪から脂肪が放出されたり、筋肉にあるタンパク質を糖質に代えて、エネルギーとして使い始める。
体内で利用されなかった脂肪は肝臓で中性脂肪になる。
肝臓から中性脂肪を血液中に送り出すときにはタンパク質が必要になる。
ダイエットでタンパク質が少ない食事を続けていると、肝臓から中性脂肪を出せなくなってしまい、結果的に中性脂肪が肝臓にたまったままになってしまう。

NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)

NASHは1998年頃より認識されるようになった病気。
普通ならば脂肪肝が炎症を起こすことはないが、NASHの場合は肝細胞障害が発生し、炎症が起きる。そうすると、炎症によって死んだ細胞の隙間を埋めるように線維化が進み、肝硬変、肝がんへ進行する可能性が高い悪性の脂肪肝。。

発生に至る機序はまだはっきりとはわかっていないが、脂肪肝に加え、肝臓に様々なストレス(活性酸素による酸化ストレス、過酸化脂質、鉄、インスリン抵抗性、サイトカインの放出などがある)がかかることによって発生するのではないかと考えられている。
特に鉄分の取りすぎには注意を要する。

「血液生化学検査で、単純性脂肪肝かNASHかの鑑別はある程度可能。
NASHの多くは線維化を伴い、炎症や肝細胞変性・壊死も存在するので単純性脂肪肝に比べ炎症を反映する血清トランスアミナーゼ(ALT値)がより高値で、線維増生のために血小板低下や線維化マーカー(ヒアルロン酸やⅣ型コラーゲン)高値例が多く、インスリン抵抗性の指標であるHOMA-IR(空腹時血糖 x 血中インスリン値/405)高値、鉄蓄積の指標である血清フェリチン高値例が多くみられる。」
                                                               

 

 

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