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解剖メモ 鼠径管

鼠径靭帯の内側の上縁に沿った裂隙で、腹腔から皮下へ通過する管。
左右の腹壁下端を外側上後方から内側下前方へ斜めに貫通している。

(鼡径靭帯は、外腹斜筋の下縁で、上前腸骨棘と恥骨結節を結ぶラインに在る腱)

鼠径管は4つの壁によって囲まれている。

・前壁は外腹斜筋腱膜と内腹斜筋。
     

・後壁は腹横筋筋膜と鼠径鎌。
     

・上壁は内腹斜筋と腹横筋の下縁。
     

・下壁は鼠径靱帯および裂孔靱帯である。
         

鼠径管の長さは約4-5cm。

鼠径管の外側端を那須のが深鼠径輪(内口・腹膜下鼠径輪)。
鼠径靱帯中央部の上方1.5cmのところ、ちょうど大腿動脈の走る位置あたりにある。
腹横筋膜によって形成された深鼠径輪の内孔が、陰嚢の線維皮膜によって伸びている。

鼠径管の内側端が浅鼠径輪(外口・皮下鼠径輪)は
鼠径靱帯内側端の上にある。恥骨結節の直上部位で、外腹斜筋の筋膜の中の開口部である。

下の2枚、アトラスとテキスト 人体の解剖 南江堂より

Sokeirin2_0003


Sokeirin2_0004

 

男性では,
精索の中を精管、精巣動静脈,神経,挙睾筋などを伴っているので太い(小指ほどの太さ)。
精索は陰嚢の線維皮膜に包み込まれている。

女性では子宮円索(子宮を固定する)と子宮から繋がっているリンパ管を収容している。
男性に比べて細い。

両性共に
・腸骨下腹神経
・腸骨鼠径神経
・陰部大腿神経
の分枝を収容している。

参考

陰嚢前面の皮膚は外陰部動静脈による血流と腸骨鼠径神経による支配を受ける。陰嚢の残りの部分の皮膚へは内陰部動静脈、陰部神経、後大腿皮神経の枝が分布する。

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