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トランス脂肪酸

米国で禁止になったトランス脂肪酸、日本では(2015年現在)野放し状態。

トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して部分硬化油を製造する過程で発生します。

日本でトランス脂肪酸の有害性に関して、最も早い時期に警鐘を鳴らしていたのは、

1995年発行のジョン・フィネガン 今村光一訳「良い脂肪 悪い脂肪」徳間書店

あたりだったと思います。かれこれ20年前ですね。

その前書きで栄養学者のホッファー先生は

「この先10年間は多分脂肪酸の時代になる」と、脂肪酸と病気との関係の重要性を予言しています。

10年どころか脂肪酸の重要性はますます注目されて、注目度も高くなっていると思われます。

20年前に出たこの本に「マーガリンは、常温で置いてしまっても腐らない、ゴキブリも食べないプラスティック食品のようなもの」

という記述があり、以降マーガリンは食べないことにしています。

ただ、マーガリン、類似のショートニング、 ファットスプレッドなどは添加物として多くのお菓子や食品類に使われています。、

しかも日本ではトランス脂肪酸の表示義務がないので始末が悪いのです。

トランス脂肪酸が多く含まれているのは

マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、サラダ油、菜種油などの家庭用精製油ですが、食品添加物として多くの食品やお菓子に利用されています。

スナック菓子やクッキーなどクラッカー、ケーキ、コーヒークリーム、アイスクリーム、レトルトカレー、カレーやシチューのルー、マヨネーズなど。

マーガリンやショートニングはトランス脂肪酸が多いことで知られてますが、ホイップクリームとかチョコレート菓子、コーヒー用のクリームなどにも多く含まれているようですから要注意です。

成分に「植物油脂」と書かれていたら要注意ですね。

油で調理した、揚げ物やてんぷら、フライなどは当然トランス脂肪酸が多く含まれています。
これらにはAGEsとか油の酸化の問題もありますね。

油ではオリーブオイルやごま油などは比較的含有量が少なく、0.5%未満のものがほとんどなので調理用で使うならやはりオリーブオイルがいいでしょう。

さて、トランス脂肪酸の有害性についてですが

トランス脂肪酸には体の役に立つ機能が無くて、悪い働きをする要素しか有りません。

トランス型脂肪酸の有害性は多く指摘されています。
多く摂取すると悪性リンパ腫の原因になるという研究発表や、乳ガン、子宮内膜症や不妊症等の婦人科疾患、アレルギー疾患との関連、心疾患との関係なども疑われています。

一番注意しておかなくてはいけない点として、、トランス脂肪酸が細胞膜にダイレクトに悪影響を及ぼすということです。

「変化した脂肪分子が細胞膜を構成している必須脂肪酸に取って代わったならば、細胞膜は狂った構造になってしまう」
(「良い脂肪 悪い脂肪」)

「トランス脂肪は体内で必須脂肪酸と酸素の取り合いをしたり、生理的に意味のない異性体を作り出したりして必須脂肪酸の体内での働きを妨げるものだ」」
(「良い脂肪 悪い脂肪」)

「私たちの身体はトランス脂肪酸を有効に使うことができない。アップルジュースを車の燃料タンクに入れるようなもので、機械をめちゃくちゃにしてしまう」
(ココナッツオイル健康法より)

トランス型脂肪酸は人間の体に取り込まれた場合、細胞膜などの膜組織に都合よく収まらないので、細胞膜の構造や働きが不完全になってしまって、いろんな病気や免疫異常を引き起こしてしまう、と言うことですね。

海外ではトランス脂肪酸の食品への使用が禁じられたり、規制がされつつあるようです。

日本でも、一部の食品メーカーでは、トランス脂肪酸の含有量について情報開示をするようになってきています。

トランス脂肪酸を減らす技術も進んできているようですから、米国同様に早く禁止にして欲しいところです。

トランス脂肪酸に限らず、いろんなお薬なんかも化学物質で、身体にとっては異物ですから、やたらと常用するべきではないのですけどねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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