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テストステロン

男性ホルモンの代表的なものがテストステロン。

男性ホルモン(アンドロゲン)という言葉は総称で、

・ジヒドロテストステロンDihydrotestosterone;DHT)
・デヒドロエピアンドロステロン(Dehydroepiandrosterone:DHEA)
・テストステロン
・アンドロステジオン

などがあります。

ちなみにデヒドロエピアンドロステロン(Dehydroepiandrosterone:DHEA) はテストステロンの前駆物質で最近はサプリでも摂取できるようになっています。

男性ホルモンの中でもっとも生理活性が強いのがテストステロンで、男性ホルモンの代表ということになります。

男性の場合は精巣(睾丸)で大半(95%)のテストステロンが作られ分泌されます。
残りは副腎が分泌します。

女性も男性よりは少ない量ですが、卵巣や副腎などで作られます。
女性にとってもテストステロンは必要な物質です。

テストステロンの働き。

★性欲の亢進や生殖器の発育に影響を与える。

★皮脂の分泌、体毛発育促進、筋肉や骨格の形成に働く。

★若干ではあるが、テストステロンには塩分など尿の排泄を抑制する働きがある。
(抗利尿ホルモンであるバゾプレッシンの分泌と相関している。)

★冒険心、野心、縄張り意識、競争心、決断力などもテストステロンの主要な働きです。
声が大きい人、しっかりと自己主張できる人はその分泌量が多い、といえるわけです。

ただし、マイナス面として現れた場合は、攻撃性や気の短さ、怒りっぽさなども出てくることもあります。

前々回の記事
ボディランゲージ

でも触れたように
例えば雄叫びやガッツポーズのような姿勢や行動を取ることによって、テストステロンの分泌にも影響が出てきますので、
・テストステロンが多いから攻撃性が強くなったのか、
・攻撃性が強い性格だからテストステロンが多く分泌されたのか

ということははっきりとは分かっていません。

近年ではテストステロンのもっと広範囲な働きが徐々に明らかになってきています。

★脳の認知機能にも関与し、論理的思考、空間把握能力、数学的思考、決断力、判断力を高める働きがあります。

★ドーパミンの産生を促す事で幸福感ややる気などと密接に関係しています。

アルツハイマー、認知症、鬱病の患者ではテストステロン値が低下している事が多いといわれています。

★テストステロンは社会的ホルモンともいわれ、社会的な自己主張する時に必要なホルモンでもあり、世の中の歪みや公平性に敏感であるとも言われています。。

テストステロン低下と関連する諸症状には以下のような症状があります。


・気持ちが前向きになれない、やる気が出ない、鬱っぽい、不安に陥りやすくなる
・集中力や記憶力の低下
・筋肉量の低下、太りやすくなる
・疲れやすくなる
・ED(勃起しにくくなる)・性欲減退、朝立ちが少なくなる
・トイレが近くなる。
・性交時の幸福度低下

近年これらのテストステロン現象の症状は

加齢男性性腺機能低下症候群(LOH 症候群)

として提唱されるようになってきました。

簡単に言えば男性更年期です。

LOH症候群の症状および徴候

1)リビドー(性欲)と勃起能の質と頻度,とりわけ夜間睡眠時勃起の減退

2)知的活動,認知力,見当識の低下および疲労感,抑うつ,短気などに伴う気分変調

3)睡眠障害

4)筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少

5)内臓脂肪の増加

6)体毛と皮膚の変化

7)骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下と骨折のリスク増加

 

東洋医学ではこれらのテストステロン減少の症状は腎虚として考察されてきました。

やはり東洋医学はアンチエイジングです。

比べてみると面白いと思います。

腎の解説と強化法   (からだ通信12号)

以前書いた関連記事として
薬指と男性ホルモン

最近では薬指とテストステロンの関係がいろいろと研究されている。
薬指にはテストステロンの受容体が多いそうだ。

このことは東洋医学の考え方と驚くほど一致している。
ちなみに薬指は三焦経という経絡に属し、背中の三焦兪というツボは将に副腎を活性化するツボである。

ストレスが多いと多くの場合、副腎機能低下・疲弊という副腎機能低下症候群という現象が起きてくる。

一部の井穴刺絡を行う先生の中には、薬指は交感神経刺激になるから良くない、というように言ってる人もいる。

ただ、人間は副交感神経だけで生きているわけではなくて、交感神経・副交感神経の両方のバランスをとることが大切。

身体にカツを入れる!!
へこたれない活力を生み出すのが薬指の働きであって単純に交感神経刺激だから良くない、という事は当たらない。

つまり、薬指の刺激で副腎機能、交感神経機能を高めることも場合によっては必要になってくると思う。

交感神経芽緊張しっぱなしの人にあえて交感神経刺激をする必要は無いが、落ち込んだり、気力が涌かないときなどには必要な場合がある。

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