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足根洞症候群

足根洞症候群は、捻挫を放置したこと、或いは繰り返す捻挫やウオーキング、ジョギングの癖等による足首への継続的な負荷が誘因となる、足首外側周囲のしつこい痛みが主症状です。

メジャーな疾患ではないですが、注意深く足首を診ると足根洞あたりの歪みは以外と多く、隠れた疾患、見過ごされている疾患といえるものです。

★主な症状は
・足首の外側(外果周辺)の慢性的な痛みや違和感、不安定感、詰まる感覚などです。
・場合によっては。やや広い範囲の足関節周辺の漠然とした痛みやふくらはぎ、スネなどに痛みやしびれを感じたりする事もあります。

☆特徴としては
・足関節を背屈させた時に症状が強く自覚されやすい。
・痛みは深部痛であることが多い。
・でこぼこ道のような不整地や路肩などの傾斜面を歩いたときに痛み、不安定感が起きやすい。。

足根洞症候群の原因は、
・捻挫が治りきってなかったり、捻挫を繰り返えしたりする事。
・ランニングや歩行時の癖や継続的な負荷によって足根骨(主に距骨・踵骨)に歪みが生じることなどが挙げられます。

一般的な捻挫の場合は前距腓靭帯や踵腓靭帯といった靭帯が損傷しますが、同時に深い場所にある骨間踵腓靭帯といった靭帯も損傷してしまう場合があります。

この骨間踵腓靭帯の下に足根洞と呼ばれる空間があります。
この足根洞には痛覚や位置感覚を感知する固有受容器が多く存在しています。
捻挫などによって起きた炎症や歪みにより知覚過敏になっていると思われます。

この足根洞は歩いたり走ったりする時の微妙な位置感覚を神経終末でとらえ、中枢の脳とのフィードバックを介して 下腿・足関節が適切なバランスを保てるように、腓骨筋などの下肢の筋肉群に 指令を出し統御する働きを担っています。

つまり、「下肢全体の運動と感覚の中枢(司令塔)」といえるくらいある意味で重要なところです。

ですからこの足根洞部に障害があると、足関節部の痛みなどだけではなく、足の反射が鈍くなって、足を捻ったりする事が多くなったり、歩く姿勢が不安定になってそれが全身の姿勢に影響を及ぼすこともあります。

下の右足の模型で金色の棒を入れている空間が足根洞。
外果の前下方が問題箇所です。
慢性だと症状は広い範囲に現れることがあります。

  Img_1701

紛らわしいのに足根管症候群 というのがあります。
こちらは問題箇所は内踝の後下方で症状は、足裏のシビレ、異常感、踵の痛みなどです。

 

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