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膝の痛み 鵞足部痛 アグラをかくと痛い

63才男性 膝の痛みで来院

症状
1ヶ月半くらい前右足の外反母趾のところが化膿し、整形外科で治療した。(水を抜いた)
腫れていたいときは靴も履けないくらいだった。
痛みは収まったが、足の指(母趾と示指)が自力では横に開かなくなり、外反母趾の状況としては状態(外観)は以前より悪くなった。
 
外反母趾をかばっていたせいか、膝の内側に痛みがあり整形外科に再度行ったが、膝はレントゲンでは異常なく、ストレッチ法を教わり、ジョギングもやってよいとの事だった。
ジョギングをやった翌日びっこになり、まともに歩けなくなった。
その後、2週間静養して痛みは少なくなってきた。
 
現在、朝あぐらをかく時(右脚を曲げて左脚の太ももに近づけようとすると)、
右膝内側が痛む。
日中は1時間ぐらいいすに座っていると立ち上がる時歩きにくくなる。脚を何回か伸縮運
動させると楽になる。
 
血圧 110から80
ヨガと座禅を30年くらい行っている。
 
初診時の痛みの場所.
単純に考えると鵞足部の炎症だが、患部にはそれほど熱感は無い。

Img_6153_r

右側の股関節が硬く、やや開きにくい。

右そけい部の大腿神経が鼠径部を通る辺りも健側と比べると緊張有り。

アグラをかくときに使う筋肉は縫工筋が主体。

縫工筋は欧米では「仕立屋の筋肉」と呼ばれてアグラをかくときの主役の筋肉。

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上 ラングマン解剖学図譜より

鵞足部の筋肉付着部を軽く傷めたのと、縫工筋の過緊張からの痛み、縫工筋周辺の伏在神経からの痛み、関連痛とみる。

こういうケースの場合痛みの箇所だけを治療してもなかなか良くならないケースが多い。

痛みのある場所は結果であって、原因は他の場所にあることが多いからだ。

試験的に背部の縫工筋を支配する大腿神経の根元の腰椎2番前後を軽く刺鍼して、アグラをかく動作をしてもらうと半分程度に改善した。

このことからも局所だけの問題で無いことが分かる。

重点的な治療部位としては

・背部の腰椎1.2.3番辺り、

・縫工筋の伏在神経の出口辺り、

・患部の鵞足部。

2回ほど治療して半分弱に軽減したが、ちょっとイマイチ感があるので、

3回目以降は太もも内側の縫工筋の中程の伏在神経の出口辺りを丹念に探し、この辺りを重点治療。

若干太り気味の患者さんだったので、ちょっと治療ポイントを探しにくかったが、この時以降は大幅に改善。

Img_6186_r

5回目来院時で8割くらい軽減したと言うことで様子見となった。

やはり太もも内側辺りが一番の重要な治療ポイントだった。

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