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四十肩・五十肩・肩の痛みの鍼灸治療について

中年以降に発症する肩の運動制限(拘縮)、痛み(疼痛)を主症状とする肩の病気を簡単に総称して四十肩・五十肩と呼んでいます。
(正式には肩関節周囲炎、英語だと、Frozen shoulder 凍結肩)

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・初期のうちは
・洋服を着たり脱いだりが少し痛く感じる。
・つり革に捕まるのがつらい。
・重い物を持つのがつらい

次第に重症化すると
・肩関節の拘縮が進んで肩が90度くらいしか上がらなくなる
・背中側に腕を回せない
・歯磨き、洗髪、トイレなども痛みと運動制限で不自由になる。
・横向きで患側を下にして寝ると肩が痛い・
・仰向けで寝てるだけでも肩がうずいて眠れない。

四十肩・五十肩の原因

・特定されるようなはっきりした原因は見当たらない場合が多く、一般的には使いすぎや、筋肉疲労による筋肉や腱・肩板などの微少な傷。微少断裂、肩の打撲、老化による退行変化(筋肉の硬化・弱体化)などが重なって起こってきます。

・猫背の姿勢で肩関節が前に巻き込んでいる姿勢の人も四十肩・五十肩になりやすいです。

・(あまり知られていないことですが盲腸の傷跡や内臓の下垂が筋膜を下の方に引っ張って、肩が上がりにくい、という症状を強くして治りにくくしている場合があります。)

四十肩・五十肩の類似疾患・周辺疾患としては

・腱板炎、腱板断裂
・石灰沈着腱板炎
・肩峰下滑液包炎
・上腕二頭筋長頭炎  などが有ります。

上記の疾患は原因が特定でき、主に痛みが主症状です。
一方四十肩・五十肩は
「痛みを伴った肩関節の拘縮(運動制限)があり、他の疾患に属さないもの」が基本的な定義です。
上記の疾患が慢性化して運動制限を伴うようになり、四十肩・五十肩となる場合もあります。

肩甲上神経絞扼性神経障害腋窩神経絞扼性神経障害などの末梢神経の絞扼障害が一見四十肩・五十肩のように見られている場合があります。

・肩の周囲の筋肉が硬く縮んだ状態にになっていますが、痛みの出ている箇所の筋肉が必ずしも悪いというわけではなくて、棘上筋棘下筋、などのトリガーポイントが影響して関連痛として離れたところに痛みを引き起こしている場合があります。

・頸椎に問題があって肩関節の方に放散痛として痛みが出てきている場合もあります。
 四十肩.五十肩が有って、しかも首も悪く、頸の問題でも肩に痛みが来ているという状態の方も意外と多く見られます。

当院での四十肩・五十肩の治療

痛みが強い炎症期には
・耳鍼、低周波を用い、炎症を鎮める清熱、鎮痛のツボを中心に行います。

夜間痛が収まり運動制限の強い時期には
・硬くなった筋肉を弛め、滞っている気血を巡らせる(疏肝)目的で運動鍼などを行います。同時に頸椎の問題、トリガーポイント、絞扼性神経障害、内臓の弱り、筋膜の引きつれ等、四十肩・五十肩を治りにくくしている問題を探りながら治療を行っていきます。

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四十肩・五十肩は得意な疾患の一つです。
安心してお任せください。

横浜市戸塚鍼灸院

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肘・手の痛み 記事インデックス

主に以下のような問題が考えられます。

胸郭出口症候群2(肩甲背神経の絞扼)

肩甲背神経はC5の神経根より起こり、後ろ側に向かいしばしば頸部で中斜角筋を貫いて肩甲骨の内側縁に達し、それに沿って走ります。肩甲背神経は運動性で肩甲挙筋(の一部)大菱形筋、小菱形筋を支配します。

これらの筋は頑固な肩こり、肩甲間部の痛みに関与していて、その原因が中斜角筋での肩甲背神経の絞扼であることが多く見られます。

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胸郭出口症候群(TOS)

胸郭出口と呼ばれる領域で、前斜角筋、中斜角筋等の筋肉や鎖骨、第一肋骨などによって、腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が圧迫・絞扼、或いは牽引されて、神経症状や血行障害を引き起こす事が原因です。

以前は斜角筋症候群、頸肋症候群。肋鎖症候群。過外転症候群と呼ばれていた疾患が1956年頃に共通の病因をを持つ疾患として統一されたのが胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome)です。

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