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円空展@そごう美術館

円空展@そごう美術館に行ってきました。

生涯で12万体の仏像・神像を彫ったという円空さん、年に4000体で彫った計算になるそうですから、いかにものすごいペースだったか分かります。
enkuu

円空さんに影響を受けたのが木食上人で,どちらも素朴な微笑仏として人気があります。
木食上人の仏像は、はるばると山梨の木食記念館まで見に行ったことがあります。

円空仏は個性的な仏像が多く、十分に現代美術として通用するくらい斬新なものも何体か有りました。神像が結構あったのも珍しいです。滝尾神社の稲荷明神もなかなかユニークです。

円空仏は今まで見たのは5体くらいでしょうか・・・。
法隆寺、東大寺のような大きなお寺に祀られている貴族・豪族・支配階級の為に作られた仏像とは違って、円空仏は対照的に民衆の仏像。

時によっては仏壇に入らないからといって、台座を切られたり、子供が引きずって遊んだためにボロボロになっていたり・・・します。

中々お寺に行っても拝観できない場合が多く、三井寺(園城寺)にある7体の善女龍王にしても、滝尾神社の稲荷明神も行ったときには拝観できず、今回初めて拝観しました。
そもそも三井寺(園城寺)に善女龍王が有ることも、滝尾神社に稲荷明神が有ったこともうっかり知りませんでしたが・・・(^^;)
ちなみに滝尾神社というのは日光東照宮の裏手にある小さな神社ですが、東照宮が出来る以前はここが日光の中心地だったそうです。ほとんど訪れる人はいない神社ですが、東照宮の観光客の喧噪がウソのように静かな霊地です。

三井寺(園城寺)にある7体の善女龍王の一番大きな善女龍王の背中にも一体の善女龍王が彫られていて、八大龍王を現しているという説もあるそうです。


この善女龍王像、頭の上に龍を載せていて、円空さんはこの像を随分たくさん彫っているようです。調べてみると善女龍王は弘法大師が神泉苑で祈雨法を修されたときに出現した龍王で、空海の高野山と縁の深い仏像だそうです。あまり今まではこの類の像をこのようにたくさん見た記憶はありません。円空さんはだいぶ空海の思想に傾倒していたようです。


円空さんの独自の三尊形式として、観音菩薩を中心に善女龍王、善財童子を左右に配したスタイルが有るのは興味深く思いました。

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