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肩甲上神経ブロック

50肩や肩関節周囲炎、スポーツでの肩関節障害で見過ごされやすい事の1つが肩甲上神経や棘上筋の問題です。

 

 

肩甲上神経は棘上窩において棘上筋を支配する分枝の他に肩峰・三角筋下滑液包、肩鎖関節・肩甲骨関節窩への自律神経線維を含む分枝を出します。

 

肩の障害の場合、肩の前方に痛みがあっても、肩甲上神経の絞扼障害の部分や棘上筋を重点に治療したほうが効果的な場合が多くあります。

 

肩の前の痛みのある部分をいろいろ治療してもあまり効果は上がらない場合が多いです。

 

Kennkoujyousinnkei

 

上はグレイ解剖学より

 

神経ブロックでの刺入点

 

肩甲切痕への針の刺入点は肩甲棘の中央部で矢状面に平行に引いた線と肩甲棘に引いた線との二等分線で外上方25mmの点である。その点から皮膚に垂直に刺入すると棘上窩で肩甲骨にあたる。

 

Burokku

 

上は医学書院 図解痛みの治療より

 

Kennkoukyoku

上の写真のように模型で確認すると、肩甲棘をどこからどこまでときちんと把握するのは意外と難しいかもしれません。(正確には肩峰部分は入らないようですから)
赤マークが肩甲棘の中点で、すぐ上が秉風というツボ。

肩峰の端までと肩甲骨内縁までの中点とするとグリーンのマーク。

グリーンマークのほぼ上が赤マークの肩甲切痕。

この方が取りやすいかも。

Syasin_002

 

上の写真で黄色マークの所、肩甲棘基部を肩甲上神経がぐるりと回るところで、下肩甲横靱帯の下を通り絞扼障害やスポーツ障害を起こしやすい。

赤マークのやや下が臑兪というツボになる。

肩峰からだと2横指内側、1横指半くらい下になる。

過度の上肢の前方運動、水平内転運動によって肩甲上神経は緊張し障害を起こしやすくなります。(スポーツだとバレーボールのスパイク、野球のピッチング、テニスのサーブなど)

肩甲棘基部で傷害された場合は、棘下筋が傷害されるが、協力筋(腋窩神経が支配する三角筋、小円筋)による補助があるため判断がしにくい。

右側の場合肝臓胆嚢疾患の徴候となっている場合がある。

左側の場合、胃、幽門、十二指腸上部、脾臓、膵臓と関連する場合がある。

C5、6も注意するべきである。

 

横浜市戸塚鍼灸院

 

 

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