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臑兪(じゅゆ)

臑兪は棘下筋、肩甲上神経にアプローチする、50肩や肩関節障害では欠かせない大事なツボ。

<経穴名の由来>
「臑」は上腕部の上の方でで肌肉が骨に付着していない所を指す。

(近くに臂臑・臑会という臑のつくツボがある。)
「兪」は経脈の気が出入りする意。

臑兪とは上腕を治する所 という意味。

下はWHO/WPRO標準経穴部位 医道の日本社より

Jyuyu

<位置>

甲乙経「肩臑の後、大骨の下、胛の上廉、陥なる者の中に在り、臂を挙げて之を取る」

大骨は肩峰の後外端のこと 

廉は菱形状のものの角とか辺縁の意味である。

ここでも「腕を挙げて取る」とある。

標準経穴部位では「肩周囲部 腋窩横紋後端の上方、肩甲棘の下方陥凹部」

(肩甲上神経の絞扼を起こしやすい下肩甲骨横靱帯部位を狙うとしたら、標準経穴臑兪のもう少し下方内方になるだろう。)

棘下筋のTpとして使うならまた微妙に位置は違ってくる。

沢田流では天宗・心兪・臑兪がほぼ一直線に並ぶ、という取り方をしているので標準経穴のやや下あたりを臑兪としていることになる。(ほぼ標準経穴部位の肩貞にあたる)

沢田流では高血圧に著効と記載してあるので、洞刺と同じように外側腋窩隙を通る上腕回旋動脈を狙っているのではないだろうか。

Sawadaryuujyuyu

下の図は深谷灸法 自然社。

深谷流では臑兪をちょっと変わったところに取っていた。

深谷流、名家灸、明堂経ではあまり重要視していないようでほとんど触れられていない。

Fukayajyuyu

<作用>
疏筋利節 通経止痛 舒筋活絡、消腫化瘀

<備考>
小腸経、陽維脉、陽蹻脉の交会穴。(甲乙)

小腸経、膀胱経、陽維脉、陽蹻脉の交会穴(鍼灸大成)

 臑兪と居髎は、四つん這いの姿勢では最も負荷のかかる部位と考えられる。

交差鍼として股関節痛や鼡径部痛の遠隔取穴としても使える。

また小腸経筋として考えた場合は、頸の痛み、下顎痛、めまい、耳鳴り、目の疲れ、物がはっきりみえない、こめかみ痛等にも応用できる面白いツボである。

横浜市戸塚鍼灸院

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コメント

金もらってしゃぶられてきた!

すげー気持ちよかった(*´Д`*)
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