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秉風(へいふう)

秉風(へいふう)は手の太陽小腸経の経穴。小腸経は古くは肩脈と呼ばれていたくらい肩と関係が深い。

棘上筋や肩甲上神経にアプローチするのに重要なツボ。

秉風の別名は「肩解」と呼ばれていたそうで、解には:「ばらばらにする、ほぐす、弛める」の意味がある。

「秉」は掌握する、手に持つ、手に握る、受け取るなどの意味。

「風」は風邪(ふうじゃ)の意味。

風邪(ふうじゃ)は、風のようによく動き、とどまっていない、という特徴がある。

肩関節の疾患においても湿や寒と結びついて、風湿、風寒の邪となって、単純な経筋の病より治りにくくしている場合がある。

Heifuu

部位

甲乙経に「天膠を挟み外肩上の小髃骨の後にあり、臂を挙げて空あり」

天膠は秉風の上方にあるので小髃骨は第一肋骨の事だろう。

現在の公式の秉風の取穴は肩甲棘の中央のやや上。

ということになっているが、古人が上の図のように肩甲棘の部位をきちんと認識していたとは思えない。肩甲棘の定義には厳密には肩峰の部位は入っていないし、古代人のツボの部位の記載はきわめてアバウトだ。

調べると腕を挙げて取る、という記載が多い。確かに腕を挙げた状態でわずかに凹んだところがあり、ほぼ現在の取穴法に一致するようだ。

備考

秉風穴は手太陽、陽明、手足少陽の会

横浜市戸塚鍼灸院

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