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大脳辺縁系

大脳半球内側面の辺縁部の総称。
脳幹の周囲を包み込むように存在する。周辺部位との境界は明瞭ではなく、外側からは見えない。

  • 海馬、扁桃体、帯状回などの部位が属し、さらに嗅脳とその周辺部位を含んでいる。
    • 大脳皮質(新皮質)と比べ旧い皮質、古皮質とも呼ばれ、動物として生きていくための原始的本能や感情、怒り、悲しみ、恐怖などの情動、そして記憶と嗅覚に関連している。
      内分泌、自律神経と密接に関係しています。

      現代人は大脳新皮質を高度に発達させる一方で、たくましく生きる原動力である大脳辺縁系の活力が衰えているとも考えられます。
      東洋医学の陰陽論でいうと新皮質(陽)と古皮質(陰)のバランスが崩れている状態ということです。
      瞑想や気功・ヨガといった東洋的なエクササイズの重要な目的は様々なストレスで疲弊気味な大脳新皮質を休息させて、大脳辺縁系やさらに根源的な脳幹部分の原始的な本能的な能力を呼び覚ますことにある、といえます。
      そのために、一番重要なのが深いリラクゼーションで大脳皮質を休息させる、ということです。

      理性によらない、快・不快という原始感覚もこの大脳辺縁系の領域ですから、気持ちが良い、という感覚も大脳辺縁系を活性化させる良い方法と言えます。
      その意味では鍼灸の治療も「気持ちいい」と感じてくれるような治療が望ましいですね。

      改めて勉強しなおしてみると、嗅脳も古皮質ですから、嗅い・香りも大脳辺縁系の古皮質の方にダイレクトに刺激が入ってくるのですね・・・・

      嗅覚は最も原始的な感覚だそうです。嗅覚以外の五感は視床を経由して大脳皮質に到達しますが、嗅覚は視床を経由しないで大脳皮質に最終的な刺激が到達する。さらに嗅覚刺激は眠っている間も遮断されないそうです。

      この辺縁系は自律神経・内分泌と関連性が深いですから、的確なアロマセラピーを行うと自律神経の調整に効果的・・ということになります。
      ただし、交感神経・副交感神経のどちらに働くかキチンと把握していないと逆効果にもなりかねない・・・・とも言えるわけです。
      薬と違って天然物ですから様々な作用が有るためにこの辺がわかりにくいところです。

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