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糖化とAGEs

近年、老化を促進させる現象として注目されているのが糖化という現象です。

★体内で作られるAGEs

糖化とは、主に血液中にあるブドウ糖がタンパク質と結合することで変性し、その機能を無くしてしまう事を言います。

糖質を多く摂りすぎて、血中のブドウ糖が過剰になった状態が続きますと、、体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で熱せられ「糖化」が起きます。

こうして「タンパク質と糖が熱によって変性してできた物質=AGEs」ができるのです。

体内のタンパク質が糖化しても、初期の段階で糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。

しかし高濃度の糖にある程度の期間ジワジワとさらされると、毒性の強い物質に変わってしまい元には戻りにくくなります。

特に コラーゲン など代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残り易く、元に戻りにくいと考えられています。

この糖化反応によって体内に出来るAGEs(エイジス)と呼ばれる物質、日本語では「最終期糖化生成物」とか「終末糖化産物」と呼ばれています。

{AGE(エージ、エイジ)とも表記される場合もありますが、国際的な学術論文では“AGEs” と表記されるのが本来の表記であるそうです。}

一口に、AGEsといっても数十種類もの化合物があり、それぞれが多種多様な化学的性質を有しています。

体内で糖化反応によって出来る最終的な体内AGEsは体内に蓄積されていき、炎症や臓器の障害を引き起こします。

糖尿病性合併症、動脈硬化、骨粗しょう症、後縦靭帯骨化症、白内障、加齢黄斑変性、非アルコール性脂肪肝炎、インスリン抵抗性、歯周病、アルツハイマー病、神経変性疾患、皮膚疾患、皮膚の老化(シミ、タルミ。ハリがなくなる等)などのさまざまな疾患の発症に関与する、と言うことが明らかになってきています。

心臓や神経の細胞は生まれてからほとんど入れ替わらないのでAGEsの影響を強く受けることになります。

糖化のターゲットとなり影響を受けるのはタンパク質という身体を構成している基本物質なので、実に幅広い臓器や組織が糖化の影響を受けることになります。

そして糖化は酸化をも加速させていく、と言うことも最近は明らかになってきています。

活性酸素を除去するスカベンジャーの多くは、カタラーゼやSODなどの酵素で原料はタンパク質で出来ています。
糖化が進行するとスカベンジャーの能力を低下させて酸化を余計に助長させることになっていくわけです。

体内AGEsを溜めないためには、一番は血糖を上げた状態をあまり長く続けないことです。

ですから、糖質制限、運動、禁煙のほかにも、野菜や果物の摂取、日本茶やカモミールなどのハーブ茶、発酵食品の摂取、プチ断食、ゆっくり食べることなどが良いと言われています。

★食べ物から体内に入るAGE

これは食品として日常的に体内に取り入れているものです。

食品に含有されるAGEは消化過程で分解され、7~10%ほどが体内に溜まると言われていますので、体内で作られる、体内AGEs程は危険ではないかもしれませんが、過剰に摂取することはやはり気をつけた方が良いでしょう。

・典型的にAGE化されたものは、クッキーやお肉、パンなど、たんぱく質と糖を含む食べ物を加熱した時に、こんがりと焼けたきつね色の部分に発生しています。
ですから一般的には「焼き目・焦げ目のついた食品はAGEが多い」と言うことになります。

・、「加熱する温度が高いほどより多くAGEが発生する」という特徴があるので、揚げたり、焼いたり、炒めたりした食品は必然的に多く発生します。
具体的には、フライ、コロッケ、唐揚げ、トンカツ、天麩羅、ポテトチップス、フライドポテトなどの揚げ物、、ステーキ、焼き鳥などの焼き物・炒め物等には非常に多く含まれています。

・一方、ゆでる、蒸す、煮るといった調理法は発生するAGEsも少なくなります。

・生の食品ではAGEはほとんど発生していませんのでバランスよく食べる、ということが  必要になってきます。

 

 

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